40代でTOEIC® L&R 初受験。初心者が最初に気になる試験内容のこと。


    TOEIC® L&Rテストを受けてみよう!と心に決めて、費用や会場を調べ、とりあえず申し込んでみた。・・・で、申し込んでから、ようやくTOEIC® L&Rテストの形式と構成を確認するに至り、テスト内容への疑問や不安も出てきました。

    例えば、テスト時間はどれくらい?具体的にどういう問題が出るの?それぞれの問題での注意ポイントはどこなの?どこから勉強していけばいいの?どのくらいのスコアを目指せばいいの?などなど。

    ただ、私はとにかく初心者なので、勉強方法についての模索はこれからの話です。この記事では、初受験にあたり気になって調べた予備知識的なポイントを、40代でのTOEIC® L&R初挑戦という視点でまとめてみました!

    この記事はこんな人におすすめ
    ・TOEIC® L&Rを受けてみようかどうしようか悩んでいる
    ・TOEIC® L&Rの受験前にざっと予備知識を入れておきたい
    ・TOEIC® L&Rの内容はどんなものかざっくり知りたい
    ・TOEIC® L&Rのスコアの目安を知りたい

    試験内容の前に、費用や会場が気になるときはこちら

    目次

    TOEIC® L&Rのテスト時間は120分 約3時間の缶詰め状態で休憩なし

    TOEIC® L&Rの受験時間は、リスニングテスト約45分間、リーディングテスト75分間、合計テスト時間・約120分=2時間となっています。テストそのものはおよそ120分間ですが、実際の試験では前後のオリエンテーションなどがあり、会場で約3時間の缶詰めになるテスト、という認識でいたほうが良さそうです。

    試験が開始されると休憩時間はありません。受付終了後は試験終了まで休憩がないので、受付前までにお手洗いなどを済ませておく必要があります。原則として試験中の退室はできません。

    体調不良やトイレなどでどうしても退室したい場合は、試験官に知らせて対応してもらうことができます。この場合は再入場も可能です。しかし、席を離れたことによる試験時間の延長はありません。

    また、リスニングテスト45分の間は、ほかの受験者さんの聞き取りに影響があることから、トイレの退場もNGとなっています。

    当日のスケジュールは以下のような流れとなっています。

    【午前のテストスケジュール】
    9:25~9:55  受付
    9:55~10:20  試験の説明・音テスト
    10:20~12:20 試験開始~試験終了
    12:20~12:35 問題用紙・解答用紙の回収
    12:35(予定)  解散
    受付は9:55まで。9:55以降は休憩がありません。

    【午後のテストスケジュール】
    14:05~14:35 受付
    14:35~15:00 試験の説明・音テスト
    15:00~17:00 試験開始~試験終了
    17:00~17:15 問題用紙・解答用紙の回収
    17:15(予定)  解散
    受付は14:35まで。14:35以降は休憩がありません。

    Yuki

    つまり、2時間40分はガッツリ拘束時間ということ!
    受付に余裕をもって会場入りすると約3時間の缶詰め
    な、長丁場!!

    TOEIC® L&Rテストの受験時間は120分(2時間)。
    受験前後の受付なども合わせると拘束時間は3時間程度。
    途中、休憩はない。リーディングテスト中の挙手によるトイレ退出は可能。

    どんなテストにも言えることではありますが、きちんと体調を整えて臨む、というのが一番ポイントになりそうですね!

    TOEIC® L&Rの受験問題は200問で990点満点 その構成は?

    TOEIC® L&Rテストはマークシートで解答を選択する方式のテストです。出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入します。

    テスト内容は、会話やナレーションを聞いて設問に答えるリスニングテストが100問・495点(約45分間)、印刷された問題を読んで設問に答えるリーディングテストが100問・495点(75分間)、合計200問で990点満点という構成になっています。

    テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません

    Yuki

    テストは英文のみ!
    これはどんな問題が出るのかある程度予備知識を入れておかないとポカーンとして終わりそう・・・

    200問の内訳は、リスニング100問、リーディング100問と問題数は半々です。それぞれのセクションは、以下のような7つのパートで構成されています。

    リスニングセクション 100問の構成

    リーディングセクション 100問の構成

    公式ホームページで、それぞれのパートのサンプル問題を体験することができますので、チャレンジしてみるとわかりやすいと思います。

    Yuki

    百聞は一見にしかず!
    一度体験してみると、なるほど、そういうことね、となります。

    なお、TOEIC®テストは、スコアが統計処理で計算されるのが特徴で、1つの問題に対しての配点が同じになるとは限りません。配点の基準はTOEIC試験を受けた受験者全体の正解率によって決まります。例えば、誰も正解できなかったとても問題は、その問題自体の配点がゼロとなり、この問題を間違っていても他の回答が合っていれば満点を取ることが可能となります。逆に1問も正解できなかったとしても、0点にはなりません。

    TOEIC® L&Rのテスト構成は、200問で990点満点
    リスニングテストが100問・495点
    リーディングテストが100問・495点
    マークシートの選択式問題で出題形式は決まっているのでパターン慣れも大事

    このような仕組みを知りつつ、リスニングとリーディング、各セクションの予備知識として気になったことは・・・

    リスニングパートで初心者が最初に気になること 残念ながら放送は1回です

    まず気になったのは、超・超初歩的なことかもしれませんが、、、TOEIC®テストリスニングパートで放送される英語って、どういうタイミングで何回聞けるの?というところ。

    いや、そんな甘ちゃんな疑問が湧くこと自体どうかと思う気持ちはあるものの、もしも自分のタイミングで何回か放送を聞けたり、息を整えてから放送の再生をできるのであれば、ちょっと希望が持てるではないですか。最初は何言ってるかわからなくても、何回か聞いてると聞こえてくることもあるし。

    でも、残念ながら、TOEIC® テストでの各セクションの放送は1回ぽっきりです。

    放送タイミングも先方都合(?)で無常に進んでいきます

    Yuki

    そりゃそうだ・・・でも途方にくれるわ・・・

    巷にはいろいろな学習方法の情報が溢れていますが、私がまず認識したのは

    とにかく放送は1回ぽっきりでどんどん進む。せめて、なるべく慌てないための予備知識を身に着けたい。

    ということでした。この覚悟を持つことが第一歩で、次にすべきことにつながると思います。

    これまでの予備知識を総動員すると、上述のパート1 写真描写問題(6問)、パート2 応答問題(25問)のテストでは、問題用紙には設問も回答も何も印刷されておらず、とにかく先方都合で進む1回ぽっきりの放送のみが全てとなります。逆に、パート3とパート4の会話・説明文問題では、問題用紙に設問と回答の選択肢が記載されています。

    つまり、パート1と2は、手元にほとんど何もないところから、先方がベラベラ英語でしゃべる始めるのを聞くのみ・・・。せめて、ナレーション(テストに関する説明の定型放送)の内容とか、私はこのパートで何をすべきか、とか、この問題はどのくらいの時間続くのか、とかそういう情報を頭に入れておくと、慌てる気持ちが少しは落ち着くのではないかと思います。

    パート3と4では、できれば設問に先に目を通してある程度内容を想像しておく、という訓練がポイントになりそうです。

    問題の冒頭に流れるナレーションや、出題の長さはサンプル問題で体験できるので、まずは体験してみると良いと思います!

    リーディングパートで初心者が最初に気になること

    TOEIC®テストのリーディングパートは、問題用紙で対象となる文章や設問を見ることが(読むことが)できる、という面では慣れたタイプのテストかもしれません。

    しかし、問題数や英語の量がとても多く、なかなか思うようにスコアアップが狙えないという声が多くあります。

    というわけで、初心者が気になるポイントとしては、どのくらいの時間配分で解答していけばよいの?ということかもしれません。

    しかし、時間配分ばかりに気を取られて焦ってしまい、理解できるはずの問題を落としてしまっては本末転倒です。最初に認識すべきは「100問を75分で解答する、それはけっこうハードなことらしい」という時間の壁があることを知り、それと向き合う覚悟を決めるということかなと思います。

    特に大人の学び直しという側面では、学びの楽しさや自分の成長にフォーカスしたいところですので、時間配分の小技を調査・検索する暇があるなら本来の勉強を!というほうが本来の目的に沿っている気がします。

    特に、素早い解答力が求められるパート5とパート6では

    ・文法知識を問う問題
    ・内容理解(単語の意味)の問題
    ・文法知識と内容理解の複合問題

    が出題されるようです。

    文法や単語の意味は知っていないとできない問題なので、基礎学習が大事!ということですよね。

    Yuki

    知らんことを悩んでもどうせ当てずっぽう・・・
    知ってることを増やすしかない!

    テスト費用や日程が気になるときはこちら

    データでみるTOEIC® L&R スコア分布やコミュニケーション力との相関

    さて、いろいろ調べる暇があるなら、さっさと勉強を始めなさいよ・・・という心の声に蓋をして、気になる「一般的な数値」について。過去のテストデータについては、公式ページに綺麗にまとまっています。

    2021年の公開テストの平均点やスコア分布をみると、平均点が620点ほど、 構成比として最も多い層は、545点~645点あたりのようです。ちなみに、2019年の平均スコアは588点、2018年は580点でした。データでは、学生と比較すると社会人のほうがやや点数が高い傾向が出ています。

    Yuki

    たとえば、まず平均的な得点を目標とする、ということなら580点~600点が目安なのかなー

    ちなみに、履歴書に書けるレベルが何点か、ということについての明確な基準はありません。しかし、私自身が採用担当者として面接試験をした経験と雑感では、新卒・中途とも700点以上のスコアがある方々はしっかり書いてきている、という印象でした。また、面談時のトピックとして、TOEIC600点台の記載であれば特にその部分に対して積極的に質問することはしませんでしたが(このスコアに悪い印象があるわけではなく、もっとほかにその方の個性や特技について聞くべきことを探す意味)、750点、800点、あるいは900点台という成績を記載して採用選考に応募してくださった方については、TOEICを受験した動機や背景、努力したこと、仕事に活かしたいと思っているかどうかなどを伺うようにしていました。このようなスコアを獲得している方は、英語という部分がご本人の個性や物事への取り組み姿勢を表す一面であると判断していたためです。

    また、コミュニケーションレベル(=ペラペラ度)とTOEIC®︎ L&R テストの目安となるスコアはどのくらいなのか、㈶国際ビジネスコミュニケーション協会さんが公表している相関表があります。

    コミュニケーション力とTOEIC®︎スコアの相関を見る

    この相関表では、コミュニケーションレベルはA(ペラペラ)~E(意思疎通できない)まで5段階に分かれており、TOEIC®︎スコア470点でレベルC、スコア730点でレベルBという目安が示されています。

    TOEIC®︎ コミュニケーションレベルC(スコア470~)とは
    日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができるレベル
    通常会話であれば要点を理解でき、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙(こうせつ)の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙(ごい)を備えている。

    TOEIC®︎ コミュニケーションレベルB(スコア730~)とは
    どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えているレベル
    通常会話は完全に理解でき、応答も早い。話題が特定分野にわたっても、対応できる力をもっている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場面もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。

    せっかく英語を学び直すからには、コミュニケーションレベルC「通常会話であれば要点を理解でき、応答にも支障はない」くらいは目指したいところです!

    Yuki

    レベルBになったら世界が変わりそうだなー、ワクワク!

    さて、どこから勉強を始めるか。

    さて、知れば知るほど、一筋縄ではいきそうにないTOEIC® L&Rテストですが、合否判定ではないので、ようは自分なりに目標を決めて、できるところからできる範囲で取り組めばよいわけです(そう自分に言い聞かせている)。

    それぞれのパートに特徴があり、公式HPで練習問題が用意されいますので、まず公式ページの練習問題でパート1~パート7までひと通り体験してみて、得意と苦手を自己分析しながら、自分が強化したい部分を学ぶことができる教材を選ぶといいかもしれません。

    ちなみに、私は、強化したい部分=苦手の底上げではないと思っています。

    得意な部分をブラッシュアップすることも、間違いなく強化学習のはず。とくに大人の学び直しの場合、得意なところから始めたほうが挫折が少ない気がします。例えば長文リーディングが苦手だとリーディングの問題集を買いたくなるかもしれませんが・・・苦手なことに時間を割いたり、できない自分に向き合ったりするのって、けっこうな精神力が必要です。。。

    Yuki

    そもそも、40代の再学習なんだから得意といったって、ほかに比べればまだマシ程度で、十分に改善の余地、つまり伸びしろがあるわけですよ。

    ゆるいかもしれないけれど、好きなことやマシなことからブラッシュアップしてちょっとずつ自分の成長を確認していく、楽しいことだと自覚していく、そのうちに学習が進んで苦手も取り組まざるを得ない、というアプローチもあって良いのではないかと思います。

    学び直しの初期段階で、重点的に勉強する部分=苦手の底上げとは限らない。
    得意分野のブラッシュアップもれっきとした学習!

    適度に自己肯定しながら、挫折せずに取り組むことがなにより、のはず!

    Yuki

    えいえいおー!

    ※上記は全て執筆時の情報です。詳細は公式HPをご確認ください。

    Yuki
    この記事を書いた人
    1976年12月生まれ

    広島市出身 横浜市在住

    45歳から英語を学び直したら、どのくらい話せるようになるのか。

    その過程を公開中。

    ・大人の学び直しにはどのような学習方法が効果的?

    ・体験レッスンのレビュー

    ・ネイティブキャンプやスタディサプリのレビュー
    TOEICの試験内容

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